製品紹介

ルーフチップについて

ルーフチップ

当社ルーフチップは福岡県産認定リサイクル製品(ふくくる)認定を受けました。

その特徴は以下の通りです。

  • 路面や歩道に再利用すると、路面の温度がアスファルト道路よりも約5℃低くなります。(※自社調べ)
  • 地表に瓦チップを100mmほどの厚さに敷き詰めると雑草は生えにくくなり生えても根付かないため除去は容易です。
  • 色は瓦の持つ自然色を活かした赤色または黒色なので、路面や庭に馴染みやすい。
  • 透水性が優れており、水はけが良くなります。
  • 砂や砂利よりも軽量で取扱やすく、下層路体への重量負担を軽減できる。
  • 弱アルカリ性なので、酸性雨を中和する効果ができ、環境にも優しく地球温暖化にも貢献します
  • 厚めに敷きならせば、防犯対策にもなります。

  • ルーフチップ
  • ルーフチップ
  • 施工前

  • 施工中

  • 施工後

廃瓦のリサイクル活用については全国の産地で取組みが進められています。

「三州瓦」で有名な愛知県の三河地方では、廃瓦をリサイクルして「瓦シャモット」として、コンクリート製ブロックの骨材や土地の造成剤などに再利用されています。愛知県陶器瓦工業組合・名古屋工業大学などの研究によれば、「瓦シャモット」は砂に比べて軽く角ばった形状をしており、砂の1.5倍の摩擦係数を持つなどの利点もあり地震時の液状化現象が起こりにくいという実験結果も紹介され地震対策面での活用が期待されています。

当社は元々瓦製造メーカーとしてのノウハウを活かして、リサイクル廃瓦の開発・活用をしていきたいと考えています。

ルーフチップの活用及び現状の課題

当社では、県南地域の自治体や公共施設にルーフチップを活用した土木工事を提案して今までに以下のような様々な場所で活用されています。

  • 佐賀医大(身体障碍者用駐車場、K-グランドコート)
  • 福岡県立朝倉高等学校(中庭)
  • 古賀市(ししぶ駅花壇)
  • 大川市立図書館前
  • 広川サービスエリア(犬のひろば)
  • 施工前

  • 施工後

  • 城島酒蔵まつり会場
  • 福岡県立伝習館高等学校(中庭) 等

施工された公園等では、保水性・透水性がよい、歩行感がよく、滑りにくい、照り返しが少ない、音の吸音性に優れる、独特の風合いを持つなどとお年寄りや障害者などにも好評です。

当社は、経営革新計画の承認を受け、計画に沿ってルーフチップの販売営業活動に努力していますが、売上の実績は計画通りには進んでいません。

近年の大水災害においても大量のがれきが発生し、自治体の環境部からの依頼で当社の再生処理工場はフル操業しました。瓦廃材の産業廃棄物の受け入れ量は増える一方ですが、土木建築部門に対して当社が提案しているリサイクル資材の公共工事への活用についてはなかなか受け入れてもらうのが難しい状況です。

今後は、次第に納入実績が広がることにより、その有効性が理解されて活用が大きく広がるものと期待しています。

  • 施工前

  • 施工中

  • 施工後

  • 施工前

  • 施工後

今後の活動目標について

当社では、平成26年2月10日に、新しいRC-40・RM-25(道路の路盤材に瓦を10%配合できる製品)の認定を受けることができました。

この認定を受けることで、廃瓦を使用したリサイクル製品の製造・活用が可能となり、温暖化の防止や循環型社会の推進にも貢献することができます。

当社は、土からできた瓦を自然に土に戻す廃瓦リサイクル事業で、循環型社会の推進に貢献していきたいと考えております。

ルーフチップ販売実績

道の駅おおきさんで販売しておりましたが令和6年3月26日をもって、販売終了いたしました。
現在はネット販売にてお買い上げ可能です。

多量または施工の場合も受付けておりますのでお問合せください。

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